10月8日のアドリブ味見の会は、今まで以上に一体感のあるものになりました!
ご参加の皆さま、共催していただいている「さうりる」の今田ご夫妻、本当にお世話になりました。
「The Girl From Ipanema」は、初参加の皆さまも、大変楽しんでおられ、
朝から熱いメッセージもいただき、続けて開催して良かったな、と思います。
そして、参加者の皆さま全員が、この空気感を作ってくださったのだと思います。
あらためて感謝いたします!
私たちのゲームのスタイルは、車座で、1コーラスづつソロを取っていくのですけど、
うちの生徒さんたちが、うまい具合イニシアチブをとってくれて、2周目には、
今までレッスンでは見られなかったプレーが続出し、僕自身も感銘を受けました。
短い間に、みんな良くここまで上達したな、と思います。
20代の僕だったら、ショックを受けてると思います。本当にご参加に感謝。
途中の休憩&懇親会ですが、もう以前から友達だったかのように、そこここで会話が弾んでいて、
大変良い雰囲気でした。
後半。ワンコードで、全員があるリズムパターンを一緒に弾き、好きなだけ全員がソロを取るのですが、
だんだん全員トランス状態になってきて、アドリブは初めてだ、という参加者も思う存分ソロを弾いて、
熱中している様子がわかり、結局1時間余り、ずっと演奏していました。
演奏を続けるうちに、ある種の「トランス状態」なるのは、即興演奏の文化なのではないかと思います。
それは、インドから中東、そしてアフリカに至る人類の音楽の伝統だと思うのですが、
「即興演奏の面白さ」は、この時間帯で伝わった気がします。
これはみんなで音を出して経験してみないとわからないものだと思います。
ジャズスタンダードは、高度に出来上がったゲームだと思うのですが、
時間を区切って形にはめてゲームを、演奏を行うということ以前に、大変大事な雰囲気を学ぶすごく大切な時間なのだな、と思います。
引き続きこのゲームをやってまいりたいと思います!
何かしら、あらゆることがサクサク進み、最後に時間が余ったので、チャート集の最初の曲、「All of me」でソロ回しを30分。全員の表情が、会が始まった頃の戦々恐々としたものから、リラックスしたものに変わっています。これは素晴らしい体験でした。
僕は、アドリブ初めての方は、赤ちゃんだと思います。
赤ちゃんが、電車の中だから、と忖度して静かに泣くでしょうか?
逆に、大人が赤ちゃんに「お前は、ろくに日本語も喋れないのか?」とマウントを取るでしょうか?
だから、心置きなくなんでも試したら良いと思います。
ある参加者の方が「ちょっと弾きすぎたなと思いました」と仰ってましたが、
延々と一人でソロをするのもどうかと思いますが、説得力があって、引き寄せられるものが
ずっと続いて、場の盛り上がりとかトランス状態がより深まることに貢献していれば、長さはあまり関係ないと思います。
思いっきり指を動かして全部出し切ることも、大事だと思うんです。
「味見の会」に無駄な時間であれば、僕が終わるように指示を出しますし。(笑)
初めてご参加の皆さんが全員「何をさせられるんだろう?」と半ば恐怖を持って来られます。
だから、僕が最初に声をかけるのは「怖かったでしょう?よくご参加を決心されましたんね」という言葉です。
新しいプログラムの流れが、固まってきたと思います。
今後ともよろしくお願いします!
今後は、
11月14日アイガットサロン
12月12日アイガットサロン
12月26日さうりる
予約は、先までOKです。
いつでもお申し込みください。
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