8月29日味見の会は、西村泳子(バイオリン)さんの参加で、新しい段階に入りました。
準備段階で、西村さんから改善案が出され、チャートの改善が行われました。
その第1回目。
いつものギタリストの参加に加え、今回は、バイオリン、チェロ4人が揃いました。
味見の会のゲームに則ってのセッションは、いつになくスムースに進み、
大変盛り上がりました。
特に、今回加わった岡本式ウォーミングアップメニュー。
「バイオリン属は、リズムで悩むんです」の一言でメニューに加えましたが、
バッキングのリズムがほぼ弦楽四重奏。
盛り上がりすぎて、下手すると1時間は続きそうな勢いでした。
高校生の参加者の「生の弦4人がバッキングを刻んだ時、わあ、初めて聴くサウンドと共演!」と新鮮な驚きを感想として話していました。
毎回参加のチェロ奏者の彼も、一人ポツンとアンサンブルに長いこと参加していましたが、
今までと全然違うソロを繰り広げて、ソロ開花という感じです。
最後は、みんなをリードする場面もあり、僕も感動がありました。
「やっぱりバイオリンにとってジャズといえばジプシージャスなのかも?」
という発言から、ジプシージャズの味見のコーナーが付け加わりました。
これは、予想外に楽しく、これも下手をすると一日これで終わりそうなぐらい盛り上がりました。
参加ギタリストから「僕は、老後はこれだけやって生きて行っても良いです」との迷言も!
あと、普段は、メタルを中心に演奏しているフランス人高校生が、初めて実際に弾くのに、
最初からそれらしいものになるんです。あれはびっくりしました。
最後のゲームでは、よくあるスイングのテンポで。
弦楽器は、お互いのチャートを指さし合いながら、一致団結してチャレンジしてて、
最後は不思議な連帯感が漂っていました。
意見交換も進んで、レパートリーの再検討、刷新も提案されました。
西村さんから「たぶん、アドリブにチャレンジしたいと思うバイオリニストの家には、1冊はジャズの理論の本とか、手ほどきの本があって、一人でやっては挫折する人が星の数ほどいると思います。
でも、実際に味見の会を経験してみると、こんなに楽しい。」
のようなコメントをいただきました。
味見の会は、「論より証拠」やってみなければ、何事も始まらない。
味見の会にアドバンスも何も要らない。ずっとこれだけでも、効果があるプログラムが整ってきた、と感じる1日でした。 これもご参加いただいてきた皆さまのお陰です。本当にありがとうございます!
バイオリン属の迎撃体制は、整いました。
いつでも、誰でも、皆さま、お待ちしています。
Comentarios