岡本博文です。
現在、制作の仕事が忙しく、動画の編集が間に合っていません。
数週間のお休みをいただき、復帰したいと思います。
それまでの間、今までの動画の解説をここでまとめたいと思います。
Beatlesが大事にしていることについて、初回から、繰り返し説明しているのが、
1)簡単なモチーフの展開
2)自然な流れ
です。これは、シンプルな主題(モチーフ)を如何に自然に展開していくか?
音楽として大切な部分だと僕は思います。Beatlesに限らず。
これに付け加えて、初めから感じていたことは、以下のような特徴でした。
これらについて、説明した動画が以下。初回からしばらくは、この点の
実証だったと思います。
メロディーにコードトーンの外側から始まる傾向が多いのも彼らの傾向です
ダイアトニックコードの把握は、作曲という音の遊びの基本的なものなのですが、
ダイアトニックコードはKey=Cでは、以下のようなコード。
つまり、Cメジャースケールだけで出来ているコードのことです。
これ以外に、Key=Cmから、サブドミナントマイナーというコード群を借用するのも
彼らの特徴です。
Fm ,A♭M7 B♭7 と言ったものです。 ビデオでは触れませんでしたが、Key=Cmから借用するのは、トニックマイナーの
CmやE♭もあります。
伝統的な手法であるセカンダリードミナントもうまく使います。
上の図は、ダイアトニックコードを並べ替え、
可能な限り、そのうちいくつかを7thコードに置き換えます。
セカンダリードミナントは、最初は飾りの意味が大きかったと思うのですが、
Beatlesはちゃんと意味を持たせていて、色彩感を加えていると思います。
分数コードも使います。特にF/G。
おしゃれドミナント、と個人的に呼んでいます。普通はサブドミナントでいいんですけど。
そうこうしているうち、彼らの発想の元になっているのが、CとFの2コードであることに気づきました。また自然にジャズ的な和音も体に入っているようです。それを解説したのがこちら。
た、クラシック的発想が、ポールには有って、それを感じさせるのは、ベースラインの設定です。
全てをKey=Cで考えてみる、というコンセプトは、自分たちでも
やってみないとわからなかったことが、明確になってきていて、
継続していくことで、身近に感じられるようになったのは、大きな成果でした。
引き続きよろしくお願いいたします!
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